記事タイトル:三谷哲康氏の訃報最新の情報は「更新」や「再読み込み」ボタンを押してリロードしてご覧ください。 |
彗星と小惑星の観測者だった三谷哲康さんが8月9日77歳で逝去されました。謹んで ご冥福をお祈りいたします。三谷さんは、戦後間もない1946年から約10年間京都大 学の花山天文台に勤め、その間沢山の彗星や小惑星を観測して貢献されました。 中でも1954年の本田・ムルコス・パ、彗星の世界初の検出は有名です。この彗星 の異常な光度変化に気づかれたのも氏が最初でした。小惑星「上田」も三谷の発見 によるものです。今と違って当時の極めて貧しい観測機器で多くの成果を挙げられた ことは努力の一語に尽きる正に賞賛されるべき業績です。「彗星会議」にも時時出て おられました。 なお氏の本葬は10月8日午後1時30分から、京都市左京区南禅寺福池町、南禅寺「正 因庵」にて行なわれます。喪主は実兄の鳥取市浜坂町5-8-25 三谷 順一氏です。[2004年9月22日 10時29分1秒]