記事タイトル:イケヤ・セキ彗星発見日 

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お名前: 佐藤 裕久    URL
関さんの返事の元となったoaa-comet MLの私の書き込みです(2004/02/10)

 C/1965 S1 (Ikaya-Seki)の発見は、1965年9月19日でしたが、それよりも
 前に発見可能な時期はあったでしょうか?
 GraphDark 2によって発見可能時期を探ります。
 http://www.comet-web.net/~oaa-comet-ml/c1965s1.gif (上記URLをクリック)
 オレンジ色は高度10°まで、緑色は高度20°までです。薄い緑色は30°まで
 で、今であればそれ以上の高度ではLINEARなどサーベイ見つけてしまうかも
 知れません。
 でも、見て下さい。近日点通過日まえで、一番条件の良いときに見つけたこと
 になるでしょう。下弦の月はありますが、高度が10°ではLINEARも捕まえられ
 ません。
 では、眼視ではいつなら見つけられたでしょう。
 9月8日 04:20 JST  高度10.2°、全光度 9.1等。月はなし、捉えられそう。
 8月31日 04:09 JST  高度 6.0°、全光度 9.9等。月はなし、高度6°で
 約10等は厳しいか。
 
[2004年2月18日 0時21分39秒]

お名前: 関 勉   
佐藤さん 面白い調査ですね。
古いノートによると8月にも探しています。しかし夏場は大体北よりを捜索していました。
恐らく8月はこのコースの上を探さなかったと思います。しかし9月に入ると視界は南にも下ってきました。
当時この付近を捜索していた人は本田実(倉敷)池谷薫(浜松)池幸一(土佐市)関(高知市)
ほか数人のはず。しかし半月下の8等星でしかも低空は非常に困難で、本田氏は12cm双眼で
縦と横に2度見たが見落とした。(本人談)。池谷さんは15cm25Xで発見。私は9cm17Xで発見。
結局台風通過直後の極めてクリアな空が、平常見えないものを見せてくれたと思っています。
池谷さんは台風24号通過中の奇跡的な晴れ間で発見。関は午前4時の雨のやんだ静けさで目覚め。
すべてがラッキーでしたが、この幸運を呼ぶのは平常の絶えざる努力だと思っています。
[2004年2月17日 8時30分16秒]

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