記事タイトル：Comet C/2003 T4 (LINEAR)
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お名前： 上原 貞治
ＵＲＬ
遊民様の書き込みを拝見してこの彗星のことを思い出し、私も気になりましたので、
MPECをあたってみましたら、新しい軌道が出ていました。
Orbital elements:
C/2003 T4 (LINEAR)
Epoch 2005 Apr. 20.0 TT = JDT 2453480.5
T 2005 Apr. 3.64281 TT MPC
q 0.8499334 (2000.0) P Q
z -0.0007782 Peri. 181.66606 +0.06979012 +0.05425765
+/-0.0000689 Node 93.90964 -0.90331075 +0.42711558
e 1.0006615 Incl. 86.76709 -0.42327181 -0.90256766
(MPEC 2004-A09)
同じMPECによると、光度は昨年12月下旬で17等くらいだそうです。
軌道も固まったみたいなので、再来年の春ごろの状況を計算してみると、
日本からは、2005年の３月いっぱいは６等くらいで明け方の東の空に見られ
ます。以後、南天に移り太陽と合になりますので、北半球からは観測できなく
なります。下は、私の簡易プログラムで計算した位置予報です。最後の桁には
多少の誤差があると思います。2005年１月30日までの予報は、
http://cfa-www.harvard.edu/iau/Ephemerides/Comets/2003T4.html
にあります。
DATE R.A. DEC. DELTA R M
2005 01 30.00 19 22.46 +26 27.8 1.842 1.409 8.8
2005 02 04.00 19 33.54 +24 16.8 1.808 1.344 8.6
2005 02 09.00 19 44.41 +22 3.0 1.771 1.281 8.3
2005 02 14.00 19 55.16 +19 45.2 1.732 1.220 8.1
2005 02 19.00 20 5.86 +17 21.9 1.689 1.160 7.8
2005 02 24.00 20 16.65 +14 51.3 1.642 1.103 7.5
2005 03 01.00 20 27.65 +12 11.1 1.591 1.049 7.2
2005 03 06.00 20 39.07 + 9 19.2 1.537 1.000 6.9
2005 03 11.00 20 51.12 + 6 12.8 1.480 0.956 6.7
2005 03 16.00 21 4.12 + 2 49.6 1.419 0.918 6.4
2005 03 21.00 21 18.43 - 0 53.0 1.357 0.887 6.1
2005 03 26.00 21 34.50 - 4 56.5 1.295 0.865 5.9
2005 03 31.00 21 52.88 - 9 21.0 1.236 0.853 5.8
2005 04 05.00 22 14.17 -14 4.1 1.182 0.850 5.7
2005 04 10.00 22 38.97 -18 59.5 1.137 0.858 5.6
2005 04 15.00 23 7.79 -23 56.0 1.103 0.876 5.6
2005 04 20.00 23 40.87 -28 37.4 1.085 0.903 5.7
2005 04 25.00 0 17.87 -32 44.9 1.084 0.937 5.9
2005 04 30.00 0 57.73 -36 1.8 1.100 0.979 6.1
[2004年1月17日 11時44分23秒]
お名前： 遊民
この彗星のその後はどうなっているんでしょうか？近日点距離が0.8AUで再来年の3月末とかなり先ですが、春の彗星というのはここ最近大物ばかりです。詳細わかりましたら
お教えください。
[2003年12月30日 11時55分15秒]
お名前： 遊民
この彗星のその後はどうなっているんでしょうか？近日点距離が0.8AUで再来年の3月末とかなり先ですが、春の彗星というのはここ最近大物ばかりです。詳細わかりましたら
お教えください。
[2003年12月30日 11時55分4秒]
お名前： 佐藤 裕久
MPEC 2003-U07によると近日点通過日は2005年3月まで延びています。
近日点距離も0.8 AUとなっています。
もうしばらく動くかもしれません。
Orbital elements:
C/2003 T4 (LINEAR)
T 2005 Mar. 27.936 TT MPC
q 0.80571 (2000.0) P Q
Peri. 182.769 +0.069849 +0.052901
Node 93.854 -0.894984 +0.444377
e 1.0 Incl. 86.770 -0.440596 -0.894277
From 31 observations 2003 Oct. 13-17.
Ephemeris:
C/2003 T4 (LINEAR)
Date TT R. A. (2000) Decl. Delta r Elong. Phase m1
2003 10 08 08 15.89 +65 03.4 6.543 6.558 86.5 8.7 18.2
2003 10 18 08 21.60 +66 17.9 6.333 6.469 93.4 8.8 18.1
2003 10 28 08 25.56 +67 41.4 6.128 6.379 100.2 8.8 18.0
2003 11 07 08 27.19 +69 13.1 5.932 6.289 106.7 8.7 17.9
2003 11 17 08 25.7 +70 51.0 5.748 6.198 112.8 8.5 17.7
2003 11 27 08 20.1 +72 32.5 5.580 6.107 118.0 8.2 17.6
2003 12 07 08 09.1 +74 12.7 5.432 6.015 122.2 8.0 17.5
2003 12 17 07 51.3 +75 45.1 5.304 5.922 124.9 7.8 17.3
2003 12 27 07 25.6 +77 01.2 5.199 5.829 125.8 7.9 17.2
[2003年10月18日 6時36分49秒]
お名前： 佐藤 裕久
LINEARによって、外見上は小惑星状の天体が発見され、直ちにNEO Confirmation Page
に公表後、複数のCCD観測者の観測によって彗星であることがわかった。
発見位置は次のとおり、
2003 UT R.A. (2000) Decl. m1
Oct. 13.44804 8 19 11.42 +65 42 51.2 19.7
不確実な放物線軌道要素と位置推算表は次のとおり、
Orbital elements:
C/2003 T4 (LINEAR)
T 2003 Oct. 13.401 TT MPC
q 8.42743 (2000.0) P Q
Peri. 44.700 -0.121416 -0.074947
Node 91.925 +0.371677 -0.928034
e 1.0 Incl. 82.024 +0.920388 +0.364878
From 22 observations 2003 Oct. 13-15.
Ephemeris:
C/2003 T4 (LINEAR)
Date TT R. A. (2000) Decl. Delta r Elong. Phase m1
2003 10 08 08 15.96 +65 02.6 8.429 8.427 86.5 6.8 17.9
2003 10 18 08 21.62 +66 17.7 8.309 8.427 93.4 6.8 17.9
2003 10 28 08 25.97 +67 37.7 8.196 8.428 100.2 6.7 17.8
2003 11 07 08 28.69 +69 01.6 8.092 8.429 106.6 6.5 17.8
2003 11 17 08 29.4 +70 27.7 8.002 8.430 112.5 6.2 17.8
2003 11 27 08 27.7 +71 54.2 7.927 8.432 117.7 5.9 17.8
2003 12 07 08 23.0 +73 18.2 7.872 8.434 121.9 5.7 17.7
2003 12 17 08 15.1 +74 36.9 7.837 8.436 124.7 5.5 17.7
2003 12 27 08 03.6 +75 46.7 7.824 8.439 126.0 5.4 17.7
(IAUC 8224、MPEC 2003-T76)
[2003年10月16日 23時43分32秒]
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