中野主一氏の通報によると、Kudo Tetsuo氏(熊本県菊池郡西合志町)は、14日朝(12月13.83日UT)、
12cm x20の双眼鏡でうしつかい座に9.5等の彗星を発見した。
2′のコマあり。明かに中央集光があるが尾は認められない。
12月14.86日UT、門田健一氏(埼玉県上尾市、0.25-m f/5.0 反射 + CCD)では、5.5′のコマと
P.A.331°に少なくとも18′の尾がある。
また、串田麗樹氏と串田嘉男氏(八ヶ岳南麓天文台、0.40-m f/10 Schmidt-Cassegrain望遠鏡
+ CCD)では、4′のコマとP.A.330°に少なくとも15′の尾がある。
発見位置と確認の位置観測は次のとおり、
2002 UT R.A. (2000) Decl. m1 Observer
Dec. 13.833 15 44 +45 30 9.5 Kudo
14.783 15 52 +44 57 9.5 "
14.86146 15 53 07.63 +44 52 43.3 9.6 Kadota
14.86205 15 53 07.94 +44 52 42.3 "
14.86278 15 53 08.31 +44 52 40.9 "
14.86302 15 53 08.48 +44 52 39.9 7.5 Kushida
14.86338 15 53 08.59 +44 52 40.1 Kadota
14.86410 15 53 08.93 +44 52 38.3 "
14.86458 15 53 09.18 +44 52 36.0 Kushida
14.86473 15 53 09.25 +44 52 37.3 Kadota
14.86597 15 53 09.87 +44 52 35.0 Kushida
14.86806 15 53 10.60 +44 52 31.1 "
(IAUC 8032)
この彗星は目下、ヘルクレス座に移り17日朝はヘルクレス座のσ星とφ星の中間の1°南側、18日
朝にはM13の北側にあるヘルクレス座のη星の北側1.5°以内を通過すると見られる。
移動の様子は上記URLに載せました。おおよそという事で見てください。
[2002年12月15日 13時24分25秒]