2001年12月30日の画像から移動天体を確認しました。

赤外フィルターを用いたものです。実際の光度は下記よりも
約1等級明るいと思われます。

2001
12/30　16.1 T  coma: 0.4'   DC=3/4

[2002年1月19日 9時33分44秒]

2001年12月30日夕刻、30センチ鏡を向けてみました。
CCD、20秒露光。

透明度：5/5、季節風のためシーイングきわめて不良。
CCDに恒星が写り始める頃、彗星の地平高度は既に10度。
観測中のブリンクによる確認はできず。
地平高度5度以下になる頃、像が乱れ始め、観測を終了しました。

予報位置に14等より明るい移動天体を認めませんでした。
太陽からの離隔は20度以下となり、今後の観測は不能と思われます。

以下は過去の観測です。
2001
11/22　13.9 T  coma: 0.4' DC=5
11/24  13.3 T  coma: 0.4' DC=5
12/01  13.4 T  coma: 0.5' DC=5
12/12  12.9 T  coma: 0.6' DC=8/9 tail: 2' (p.a. 30) 最も壮観でした
12/15  13.2 T  coma: 0.5' DC=6   tail: 0.9' (p.a. 20)
12/22  13.1 T  coma: 0.5' DC=5   tail: 微か(p.a. 00)

江崎裕介（豊中市）

[2002年1月2日 12時46分46秒]