記事タイトル:長谷田さん、へびつかい座に新星らしき天体を発見 

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お名前: 佐藤 裕久    URL
門田健一氏(埼玉県 上尾市)は、次のように精測しました。

2002 01 27.840 UT (4 frames)

R.A. = 17h37m34s.36  Decl. = -16o23'18".4 (equinox 2000.0)

12 reference stars from GSC-ACT.
Mean residuals: 0.14" in R.A., 0.15" in Decl.
0.18-m f/5.5 reflector. 

なお、画像が上記URLに公開されています。

[vsnet-j 1854]
[2002年1月28日 21時11分20秒]

お名前: 佐藤 裕久    URL
国立天文台の相馬充氏の通報によると、1月24.867日UT、三重県鈴鹿市の中村祐二氏
も200-mm f/4 lens + Tri-X で、mp = 9.3で独立発見している。
また、長谷田氏の写真から上尾市の門田健一氏は次のように位置測定を行った。
2002 01 24.838 UT
R.A. = 17h37m34s.41  Decl. = -16o23'17".9 (equinox J2000.0)
8 reference stars from GSC-ACT.
(IAUC 7808、vsnet-j 1838)
[2002年1月27日 9時16分21秒]

お名前: 佐藤 裕久   
VSOLJ ニュース (080)

        長谷田さん、へびつかい座に新星らしき天体を発見

                                         著者  :加藤太一(京大理)
                                         連絡先:tkato@kusastro.kyoto-u.ac.jp

 愛知県の長谷田勝美さんは、へびつかい座に新星と思われる天体を発見され、
日本変光星観測者連盟(VSOLJ)に報告されました。長谷田さんの観測では、天体は
1月24.838日(UT) のフィルムに9.0等で発見されました。1997年8月23日と2001年
10月11日の間の31枚のフィルムには12.5-13.1等より明るい天体はみられないとの
ことです。天体の位置は以下のように報告されていますが、写真からの見積りの
ため多少(10"程度)の誤差が含まれている可能性はあります。

  17h 37m 34s.5, -16o 23' 22"  (J2000.0)

 この位置には既知変光星や赤色変光星らしい天体はなく、爆発前の写真でも14.5
等より明るい天体は存在しません。これらのことから、天体は新星ないし爆発型変
光星の可能性が非常に高いと思われます。新星としての確認にはスペクトル観測が
必要ですが、現時点で得られている情報からはその可能性の非常に高い天体として、
即時の追跡観測が望まれます。

 天体の位置は以下をご覧ください。cht1.gif, cht2.gif, cht3.gif が同定用の
星図です。

   ftp://ftp.kusastro.kyoto-u.ac.jp/pub/vsnet/Novae/hadv105/

 なお、長谷田さんはたて座新星2000=たて座V463(VSOLJニュース37,38参照)や、
さそり座新星2001=さそり座V1178(VSOLJニュース63,64)、特異ウォルフ・ライエ
変光星(VSOLJニュース51,54)などの数々の特異天体を発見されています。

 VSNETのホームページでも今後の情報を公開の予定です。公開時期はまだ未定
ですが、以下を時々チェックしていただけるとよいでしょう。

 http://www.kusastro.kyoto-u.ac.jp/vsnet/index-j.html

2002年 1月26日
[2002年1月26日 17時42分52秒]

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