C/2001A2は2つの核が見えていると言うことですね。
このままの明るさを保ってくれると、日本で見え出す頃には、3〜4等と明るくなるかも?
観測は4月30日にアリゾナ大学カタリナ観測所(1.5m望遠鏡)のハーゲンローザー
により、A核・B核の位置が測られ、5月9日にはリーディクリーク(0.25m望遠鏡)
のブロートンにより両核の位置が測られているが、ブロートンの5月4日の観測は1つの
核のみの位置であった。(ブロートンの望遠鏡の焦点距離は1575mmと短い)
1月3日から5月9日までの442観測の内、423観測使って下記の軌道を計算した。
なお、4月30日と5月9日の観測はA核を使用した。
B核についても計算してみたが、今までの観測群とは3秒程位置がずれる。
Comet C/2001 A2 ( LINEAR )
The following improved orbital elements by Kenji Muraoka, are
from 423 observations 2001 Jan. 3 to May 9, perturbations
by 9 Planets, Moon and 5 minor planets were taken into account.
The mean residual is +/- 0.59 arc seconds.
Epoch = 2001 May 11.0 TT JDT = 2452040.5
T = 2001 May 24.52264 +/- 0.00016 (m.e.) TT
Peri. = 295.32685 +/- 0.00038
Node = 295.12645 +/- 0.00033 (2000.0)
Incl. = 36.47981 +/- 0.00024
q = 0.7790376 +/- 0.0000007 AU
e = 0.9994069 +/- 0.0000055
1/a = +0.0007613 +/- 0.0000070 1/AU
( P = 47604 years )
orig. 1/a = +0.0010853
fut. 1/a = +0.0008440
村岡健治
[2001年5月13日 12時55分28秒]