独り言

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お名前： 石川　大介　　

関先生もおっしゃってましたが、彗星捜索にはやはり不断の努力が必要なようですね。
ときには、「意志の力」をもって維持しなければならないこともあるようで、
その御苦労を、推察いたします。
これまた、私事で恐縮ですが、わたくしの取り組んでいる長距離競技も、
同じように不断の努力を要求される分野ですが、練習量を積めば積んだだけ、
明らかに体力も健康も向上しているのが実感できる分野ですので、
何の成果もないまま、悶々としながら耐え続る、というような苦しみは少ないです。

スポーツ競技とは異なる精神力が、彗星捜索には必要と感じました。

[2004年6月19日 22時12分1秒]

お名前： 松本敏一　　

彗星捜索を長く続けるにはどのような心の持ち方をすればそれができるのかでしょうか。
世界に多くの人がいますが、それぞれ顔が違うように、意見も考えも違ってきます。
ですから、自分の思いが正しいのだから、このようにしなければならないというものは
あり得ません。これはひとりひとり自分で探していく以外に方法がなさそうです。
ちなみに、私ごとで恐縮しますが、捜索を始めた若い頃は、捜索した時間を非常に
意識していました。でもある時期、一定の時間に到達した時点で捜索時間に比例して
発見が出来るものではないと判断し、それからは意識して時間の合計をしなくなりました。
ではその後は何を以って継続の力にして居るかということになりますが、これは
長い間に培われた一定のリズムとか習慣が出来あがっていて、そうしなければならない
というライフワークの義務感というものであります。即ち具体的には、捜索がいろんな
事由で、出来ないときは、生活そのものが何となく張りの無い、ダラしのない生活に
感じてきます。それは丁度風呂に長い間入らないときのような状態に似て、風呂に
入れば、さっぱりとした気持ちになります。
捜索し終えた日は、寝不足でその日の仕事が非常に辛いのですが、でも気持ち的には
これまた反対に非常にすがすがしく、むしろ仕事も余計にはかどることにいつも驚くのです。
このように、長い間に身体で覚えた習慣と、それに、星の美しさに惚れた弱み？からでしょうか
私は続けています。発見は意識の中で、二の次三の次になっているのでしょうか。
それに、もうひとつ、イケヤ・セキ彗星のとき、捜索を既に始めていたのですが、
丁度そのころ、名古屋へ仕事の修行中で家に居なく、捜索できなかったときでした。
捜索が出来なかった理由はともかくも、貴重なイケヤセキ彗星を逃したことから、
発見するには、休みなく続けることが、大切であると痛感したことも、現在こころの
何処かにあります。
最後に、捜索をはじめるにあたって、私は一年あまりの時間をかけて、悩んで悩み
抜いた末に決断して、それをはじめました。
男子いったん意を決して、始めたこと、止めることそれは自分で許せないことなのです。
止めたとき、そのときは自分を否定したときでしょうか。

[2004年6月19日 1時26分22秒]

お名前： 石川　大介　　

話は変わりますが、彗星捜索のように成果を挙げるのに努力が必要なことに取り組むとき、
長期間モチベーションを保つ方法について、大変興味を持っています。
（重田様は20年も続けていらっしゃったそうですが、わたくしには気の遠くなりそうな
長い期間です）

わたくしなぞは、彗星捜索をしようなど夢にも思っていませんが、
もし実際にそれを始めるとなると、たぶん捜索時間や撮影枚数、といったものを
励みにすることでしょう。
ときどきマラソン大会に出場していますが、ふだんの練習で励みにしているのが
大会の成績ではなく、練習での「走行距離」なもので・・・。
継続することによって、絶対に減らないものを励みにしたいからです。

実際に新天体捜索をなさっている方々は、どうなのでしょうか。

[2004年6月6日 10時7分11秒]

お名前： 上原　貞治　　

　私にとっても、池谷・関彗星は原点です。
私が初めて見た彗星は、少し前も書きましたが、「コホーテク彗星」です。しかし、
初めてリアルタイムで彗星を体験したのは、1965年の池谷・関彗星です。なぜならば、
連日、テレビニュースで報道されたからです。太陽にすれすれまで接近した大彗星
でしたから、毎日緊迫したニュースが届けられたのだと思います。コロナグラフの
写真のニュースが出た頃は、こちらでは台風と重なっていて彗星は見られませんでした。
長期間、肉眼で見え続けたヘール・ボップ彗星よりずっと劇的な報道がされたように
思います。コホーテク彗星の時も多少似通ったおもむきがありました。
　とにかく、この池谷・関彗星の記憶のおかげで、のちに彗星を見てみたいと思うように
なったことは間違いありません。

[2004年6月1日 23時17分30秒]

お名前： 石川　大介　　

1965年の池谷・関彗星が星の原点、という方、ほんとうにたくさんいらっしゃるのですね。
わたくしなぞは、まだこの世におりませんでしたが（73年1月生まれの若造です）、
彗星の面白さ、見事さもさることながら、
池谷先生、関先生のお人柄、ご苦労されたことが大きな共感を呼んだのだと思います。

[2004年6月1日 19時13分24秒]

お名前： 重田　　

　初めて書き込みをいたします。この掲示板は２年程前から時々見させていただ
いていますが、最近書き込みが多くなってきましたので「お気に入り」に入れさ
せていただいて２～３日に1回は見るようになりました。
　過去に関先生の多数の著書を励みに自作15cm、メーカー製20cm反経F6.Er32㍉
で彗星捜索を20年程行いましたが、現在は生活に追われてほとんど望遠鏡で星は
見ていません。
　このホームページを見ていると、なんだか星を見たくなってきてまた始めよう
かという気になります。昨日、本棚の奥にかくれていた私が小学生の時の天文ガ
イド別冊「イケヤ、セキ彗星写真集」を何年ぶりかであらためて読みました。
私の星の原点です。

[2004年6月1日 14時55分34秒]

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