記事タイトル:偶然の出来事 

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お名前: 上原 貞治   
 あ〜 そういうことですか。そうでしたら私もお二人の中村様の
ご要望で、彗星の過去の位置の計算をさせていただいたことに
なったので偶然ながら少し驚きました。

 15cm屈折は、よく見えるのでしょうね。
[2004年6月19日 15時31分49秒]

お名前: 石川 大介   
思わぬところに、縁はめぐりめぐるものですね。
同じ15cm屈折望遠鏡をお持ちの、同じ中村様、そして関市の吉田様と関先生、
新天体捜索も、努力もさることながら、縁あってのことなのでしょうか・・・?
やはり、努力あっての縁との思いを新たにしました。
[2004年6月16日 22時51分18秒]

お名前: 中村 輝男   
星友達に指摘されて気付いた偶然の出来事を書きます。
この掲示板の、C/2004F4に登場された中村様は私ではありません。
彼も私と同様に15cm屈折を所有されていてびっくりしました。
[2004年6月16日 11時54分46秒]

お名前: 石川 大介   
金星の日面通過、わたくしも見ることができました。
望遠鏡をベランダに引っ張り出し、太陽観測用のセットなど持っていないので、
洗顔用の鏡の裏に白い紙を貼って太陽を投影するなど、ドタバタでした。

関東も、他所と同じように雲が多く、見られたのは結局3〜4分、
というところだったでしょうか。
それでも、130年ぶりという歴史的な景観を目の当たりにできました。
「人事を尽くして天命を待つ」のような観測でした。
[2004年6月12日 21時8分34秒]

お名前: 上原 貞治   
たびたびすみません。
関先生も5時間待たれて1分間見られたということですので(「星雑草」6/8)、
やはり「そういうもの」(2つ下の書き込み)だという感を深くしました。
[2004年6月12日 7時57分39秒]

お名前: 上原 貞治    URL
金星の太陽面経過の写真を撮影しました。上のURLに掲載しました。
あまりよく写っているとは言えませんが、よろしければご覧下さい。
2枚目で金星がなぜかにじんだようになっているのは、雲が光っているせいだと思います。
[2004年6月12日 7時50分33秒]

お名前: 上原 貞治   
 昨日の金星の太陽面経過ですが、茨城県つくば市はベタ曇りで空の95%以上は
曇っていましたが、時おりわずかの雲間から日が差し、合計15分間ほど太陽面の
黒い金星を目にすることができました。

 そのあと、30年以上も前の月食のことを思い出しました。1970年のことでした。
その時もベタ曇りでしたが、ぽっかり空いた小さな晴れ間が、見る見るあいだに
月の方向に移動し、数分間だけ月食中の月を見ることができました。そのときは、
これを「偶然」いや「奇跡」だと考えました。その後、1974年の皆既月食の時も
同様で、ベタ曇りのみならずドシャ降りでしたが、わずかの晴れ間から短時間
月食を見ることができました。

 私は、これはもう「偶然」とか「奇跡」ではなく、なぜか「こういうものなのだ」
というような気がしてきて、今回の金星の太陽面経過も朝からずっとベタ曇りでした
が、短時間だけでも見られるのではないかと期待していました。

 晴れ間が太陽や月の方に引っ張られることはありえませんので、98%曇っていても
残りの2%によって、ある時間(2時間継続する現象であればその2%の2〜3分間)
だけは現象が見られる可能性があるということでしょう。98%曇っていてもあきらめる
ことはない、というわけです。

 実際には、ずっと100%曇りで全く見られないという場合も多く、やはり昨日見られた
のは「幸運」であったと思うのですが、「幸運」のチャンスは「奇跡」以上には存在
するようです。
[2004年6月9日 8時35分26秒]

お名前: 中村 輝男   
上原様、早速の計算をありがとうございます。
うーん・・・・・・二つの彗星が確かに大接近していたようです。
1度の視野の望遠鏡であるなら当時の澄み切った星空では11等の彗星
でも見えたことでしょう。彗星発見には星空の透明度が物凄く影響し
ますからね。わたしの20センチ池谷鏡でも冬の清澄な星空において
は、11等の星雲が楽々見えます。
1890年といえば、ドイツ帝国のビスマルク宰相が引退して大戦争への
準備が欧州各国で始まった年であり、日本が富国強兵の国家体制でも
って急速に欧米強国の仲間入りをしつつあった時期です。ゾーナ氏も
シュピターラー氏も欧州が平穏であった1870年からの20年間、どのよ
うに星空に対したのか知りたいですね。彗星観測者の時代背景を知る
ことにより彼らの生き方がわかるような気がします。
[2004年6月3日 20時27分6秒]

お名前: 石川 大介   
中村様、どうも恐れ入ります。
無理をしているというよりは、おだてられて、
いささか調子に乗っているような感じなのですが・・・。
天文掲示板にて大ポカをやってしまいました。こういう薬がないと止まらない、
では、いけないのですが・・・。

彗星の発見には、やはり偶然が大きく作用しているのでしょうね。
同じ視野に彗星が二つもあって、しかもそのうちの一つが発見を待ちこがれている、
など、いたずらっ子のようなことをするものです。
そして、普段から努力をされている観測者に、その幸運が訪れることがある
ということなのでしょう。やはり努力が第一にあっての幸運と思います。

わたくしなぞ、結局、TaburもBladfieldも、結局見なかったのですが・・・
今は、夕空から上がってきたLINEARを捉えようと、雲が晴れるのを待っている次第です。
[2004年6月3日 1時5分27秒]

お名前: SEDNA   
最近ではC/2003T3(Tabur)とC/2004F4(Bladfield)が4/28に大接近し、多くの写真家が両者の
写真を撮ろうと試みたのが新しいところです。
Taburの方が9.5等、Bladfieldが4.5等でしたね。
[2004年6月3日 0時8分46秒]

お名前: 上原 貞治   
中村様、
 ゾーナ彗星とシュピターラー彗星のこの話は知りませんでした。ありがとうございました。
ご紹介の軌道要素を使って今回はステラナビゲータ6.1で計算しました。時刻は日本時間なので、
UT0hです。後者の発見は、11/17.14UT ということです。

ゾーナ彗星(C/1890 V1)   
1890/11/15  9:00:00     05h42m44.4s +33゜11'15"  
1890/11/16  9:00:00     05h37m15.8s +33゜27'12"  
1890/11/17  9:00:00     05h31m41.3s +33゜42'13"   
1890/11/18  9:00:00     05h26m01.6s +33゜56'15"   
1890/11/19  9:00:00     05h20m17.1s +34゜09'14"    
1890/11/20  9:00:00     05h14m28.6s +34゜21'07"   

シュピターラー彗星(C/1890 W1)  
1890/11/15  9:00:00     05h28m41.8s +33゜10'08"      
1890/11/16  9:00:00     05h28m20.6s +33゜24'29"   
1890/11/17  9:00:00     05h27m57.0s +33゜38'44"  
1890/11/18  9:00:00     05h27m31.0s +33゜52'53"    
1890/11/19  9:00:00     05h27m02.7s +34゜06'55"    
1890/11/20  9:00:00     05h26m32.1s +34゜20'50"   

シュピターラーの発見時の両彗星の位置は、
ゾ:1890/11/17 12:23:00     05h27m53.9s +33゜40'44"
シ:1890/11/17 12:23:00     05h30m54.0s +33゜44'16"
 ですから、彗星間の角距離は40'くらいだったようです。
翌日はもっと接近し、この計算では数分まで近づいたことになります。
明るさは、ゾーナ彗星が8等、シュピターラーはこれよりずっと暗かったようです
(計算では11等)。

 なお、シュピターラー彗星は、1993年に100年ぶりに検出され 113P/Spitalerと
なっています。
[2004年6月2日 21時33分13秒]

お名前: 中村 輝男   
データです
COMET  Zona 
       T=1890  8  7.383
      ω=331.27
      Ω=86.22
      i=154.31
      q=2.0467
      e=0.9959

COMET  Spitarar(1回きりの出現?)
       T=1890 10 27.022
      ω=13.35
      Ω=45.89
      i=12.84
      q=1.8173
      e=0.4713
      a=3.437
      P=6.37
[2004年6月2日 20時17分3秒]

お名前: 中村 輝男   
(追加)
上原様、
  ゾーナは11月15日に新彗星を発見しました。
  他に必要なデータが抜けていましたらご指摘願います。
[2004年6月2日 19時52分52秒]

お名前: 中村 輝男   
最近、石川様の書込みが激増し驚いております。
ただ、書込みは時間を要するものですので、石川様には御無理をなさらぬよう
細く永くの気持ちで対応されたら如何かと存じます。

上原様、彗星の位置計算のお願いがあるのですが、充分に余暇ができた時に
計算していただければ幸いです。
1890年、イタリアのパレルモ市でゾーナが新彗星を発見しました。
これを聞いてウィーンのシュピターラーがゾーナ新彗星を見ようと16日に
観測したところ同一視野に別の新彗星を発見しました。
その時の二つの新彗星の見かけの距離はどのくらいでしたか?
明るさは如何でしょうか?
よろしくお願い申し上げます。
[2004年6月2日 19時25分40秒]

お名前: 上原 貞治   
 偶然と言えば、彗星ではありませんが、私も偶然にすばらしい天文現象を目にしたことが
あります。それは三日月によるプレアデス星団の星食です。1969年4月19日のことでした。
 それは、私が天体望遠鏡を使うようになってから、わずか2度目の三日月の時でした。
まだほやほやの初心者でしたから、この世の中に星食という現象があることも知りません
でしたし、もちろん予報の見方も知りませんでした。ただ、西空の月の地球照がきれい
なので望遠鏡を向けてみたら、月のまわりに多くの明るい星があり、プレアデス星団の
中心部を隠していることがわかりました。私は、天文は冬の星座から入門したので
プレアデス星団は知っていました。
 たいへん驚きましたが、月とプレアデスが重なることもたまにはあるのだな、くらいに
しか思いませんでした。以来35年がたちますが、その時以上に見事なプレアデス星団の
星食には、まだ出会っていません。
[2004年6月1日 23時39分40秒]

お名前: 中村 輝男   
メトカーフ第二彗星ではなく、パライン第二彗星です。(訂正)
[2004年6月1日 20時43分8秒]

お名前: 中村 輝男   
面白い偶然の出来事でしたね。
彗星発見には偶然がけっこう多いですよ。
二つの池谷・関彗星の池谷氏と関氏。
コホーテク彗星を写真撮影したつもりでウェスト・コホーテク
・池村彗星を発見した池村氏。
M5を捜している時に新彗星を見つけたホイテッカー氏。
M57を捜している時に新彗星を見つけたバリー氏。
ゾーナ新彗星を観測したら視野内にもう一つの新彗星を見つけた
シュピターラー氏。
電報の打電ミスで偶然に発見されたメトカーフ第二彗星。
同じような位置に発見された百武第一・第二彗星。
数時間あるいは数日内で二つの彗星を発見された森氏と谷中氏。
雲に追われ最後に残った晴れ間で新彗星を見つけた羽根田氏。
1986年のハレー彗星の経路で発見されたいくつかの新彗星。
などなど、枚挙にいとまがありません。
[2004年6月1日 20時33分40秒]

お名前: 石川 大介   
見慣れない天体が望遠鏡の視野に突然入ってくると、一瞬びっくりしますよね。

わたくしなどは、3〜4等級のNEAT彗星を望遠鏡で探すのに
30分以上も悪戦苦闘しているような状態ですので、
絶えて久しく、このびっくりを味わっていないので、羨ましく思いました。

観測者の方々には、「もっとまじめにやれ!」など、叱責されそうな・・・
[2004年6月1日 19時19分49秒]

お名前: 高木 洋次   
先日、2彗星を見るために郊外の丘まで車で登り望遠鏡を設置
しました。鏡筒を適当な方向に向けて星像をチェックしようと
したところ、視野のど真ん中に星雲状天体がありました。
ファインダーを覗くと、すぐにM5と判明・・・
でも、一瞬、あらら・・・、新彗星かと、思ってしまいました。
位置的にまさにど真ん中、5分以内の範囲にありました。
24倍で視野2.5度の器械です。
こんなこともあるんですね。奇跡に近い出来事でした。
[2004年6月1日 11時39分30秒]

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