新天体発見の周辺問題Ⅱ

　記事タイトル：新天体発見の周辺問題Ⅱ　

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お名前： 石川　大介　　

掲示板の記事を拝見させていただくにつけ、
彗星捜索をなさっている方々、そして発見された天体の情報は人類共有の財産であるという
天文界の方々の見識を、ひしひしと実感しました。

この掲示板にて、「ついに新彗星発見しました！」との記事が現れるのを、
心待ちにしています。わたくしには力及ばぬところですが・・・

[2004年6月16日 23時42分48秒]

お名前： 上原　貞治　　

　石川様、ありがとうございます。
　私の知識が足らないこともあるのでしょうが、この掲示板はほんとうに勉強になります。
これはいい話ですね。信念を持って、たいへんな注意を払って、公平な判定をしようとして
いるＩＡＵの人たちの気持ちが私にも伝わってきました。

[2004年6月4日 21時41分27秒]

お名前： 石川　大介　　

こちらのスレッドを読ませていただきながら、ふと思い浮かんだのは、国立天文台の
渡部潤一先生の著書『ヘール・ボップ彗星がやってくる』（誠文堂新光社刊）中に
掲載されていた、C/1995O1の発見を知らせるIAUCでした。

この中で、T.ボップ氏らの発見について、この発見がグループ観測中になされたこと
と共に、発見の権利はボップ氏と、最初の概略位置測定にはスチーブンス氏の名前が
記されていました。

たったこれだけのことで、さほど珍しいことではないのかもしれませんが、
この中で、IAUにはこのような場合に適用する、複数の観測者の権利を公平に
とりさばく規則が存在すること、
そして、IAUの先生方が見識と信念に基づいてこの規則を運用されていること、
をひしひしと実感し、感激しました。

この実感が間違いでないことを祈り、意見具申させていただいた次第です。

[2004年6月4日 20時51分53秒]

お名前： 上原　貞治　　

石川様、
　この件に関してご関心を持っていただきありがとうございました。
石川様のお考えはもっともだと存じます。でも、ここで少しばかり国立天文台の「弁護」
をさせてください。なお、私は国立天文台の職員でも関係者でもありません。

　このスレッドの園部様の５月５日の書き込みのすぐあとに、私は園部様から国立天文台
からの回答を個人的にいただきました。その内容をここに載せることはできませんが、
私の見る限り、国立天文台が「内部の人による新天体発見」の際の規則の有無や議論の
経緯について公表を渋っているというような感触はありませんでした。
国立天文台から園部様への回答は、天文台広報普及室の正規の手続きを経たものです
ので、天文台側から見ると公表とほとんど変わりのない重みのあるものだと思います。
 また、結果的には「現時点においても、国立天文台にそのような規則はない」という
ことになります。以上については、このスレッドの私の４月21日の書き込みと園部様の
４月27日の書き込みにある通りです。公表ができない理由があるとしたら、過去の
具体的な事例（天文台職員の方の彗星の発見事例）についてもっと正確を期さなければ
ならないという理由からのみであったと推察します。以上は、天文台の回答文を読んだ
私の感触であり、園部様のご見解とは関係ないことをお断り申し上げます。

　また、以下は私の推論によるものですが、国立天文台の内部の規則は、研究者同士の
議論によって決められていますので、道路などの建設工事などに関する議論とは多少
違うように思います。「議論が不透明なのは同じではないか」と言われますとそうかも
しれませんが.....　国立天文台はプロの研究者の組織であり、特に新天体の発見に
ついてはＩＡＵの支部のような役割をしているので、現状はどちらかというとプロの
研究者としての立場やものの見方からの制度になっているように思います。今後は、
日本国民を納税者と見、アマチュア観測者を同列の研究者と見る、というも視点も
加える方向で議論され、いろいろと改善がはかられるものと思いますが、新天体の
発見に関しては他分野ではあまり例のない問題を含んでいるために現状ではそこまで
至っていない、というふうに見たいと思います。

[2004年6月2日 21時44分24秒]

お名前： 石川　大介　　

近頃こちらに投稿させていただくようになった、石川と申します。
31歳男、天文にかんしては、「気の向いたときに観測する」という、ナマケ者です。
レベルは低いですが、マラソン大会にも出場させていただいております。

こちらでのやりとりは、過去に１～２回覗いていた程度ですが、
あらためて、こちらのスレッドを全て読み直してみました。

自分の意見具申よりも、園田様や中村様が嘆かれていた、
「まわりに対する無関心、傍若無人」など、思い当たることばかりで耳が痛いです。
（傍若無人は気を付けておるつもりですが、無関心はとくにです）
これまで、「敷居が高くて躊躇しておった」ところです。

これでは言い訳にもなりませんが、ランニング関連の掲示板を見て、
経験深い方にアドバイスを求める、初心の方があまりにも多いありさまを見て、
「いちおう、練習の経験も試合の経験も、故障の経験もあるのだから、
かりに100件書込をして、99件が無駄になったとしても、1件でも役に立つことが
あるならば、そのために積極的に書込をすべき」
と思い直し、積極的に書き込むようになった次第です。
これから努力して、「無関心」を克服したいと思っています。
ありがとうございます。

ところで、今更で申し訳ありませんが、わたくしは不勉強の身ではありますが、
次のように考えております。

天体発見の権利は神聖なものです。これはスポーツ競技の結果、研究の成果と
変わりないでしょう。
それを厳正に扱う規則がない（不完全でも同じことでしょう）ということは、
スポーツにルールと審判がない、という状態と同じと思います。
したがって、その規則に不備があるならば、ただちに問題提起の公表と共に、
広く意見を求め、その不備を埋めなければならないと考えます。
規則作成の過程を、その作成する側が「公表できない」とするのはおかしい、
と考えています。
それを扱う権限が与えられている以上、園田様が示されたような問題点に対して
権限を与えられている機関が情報提供を渋ったり、公表の「許可」を云々するような態度は、
いかなる場合でも、あってはならないと考えます。
話が飛躍しますが、行政側が議論の過程の公表を渋るなど、
この種の不誠実な対応をとったために、道路、鉄道、空港、等の建設計画に対して、
住民側が不信感を持つようになって、公共性が大きいにも関わらず計画が遅れがち、
という例が、枚挙にいとまありません。
スケールに違いがあるのかもしれませんが、このような例と同じ事と思います。

以上、子供のような意見で、申し訳ございません。
こちらで議論されている方々のみならず、さまざまなお立場からの、
お叱り、ご教授などいただけると、幸いと思います。
まず何よりも、わたくし自身が勉強しなければならないので・・・

[2004年6月1日 22時16分9秒]

お名前： 園部征夫　　

上原様
  書込み、ありがとうございます。
  当スレッドに対する発言者数の少なさは、スレッドの内容の特殊性から考えて
理解できなくもないのですが、次のスレッド（ブラッドフィールド彗星）におい
て、中村様の新天体確認用写真撮影依頼の呼び掛けに対して誰も見向きもされな
かった様子が書かれてあります。４月１２日の書込みに最近のアマ天の傾向を指
摘いたしましたが、中村様の件は、それと無関係ではないと思います。また、新
天体発見の周辺問題（前スレ）に、僕が彗星捜索の真似事を一年ほど行なった時
に出会った寂しい老人との出会いを書きましたが、その老人の気持ちと中村様の
お気持ちが、僕の胸中で自然と重複してしまいます。
  とても空しい気持ちになりますね。
  上原様、国立天文台からの回答文ですが、今週末に送れます。あと少々、お待
ちください。

[2004年5月5日 13時59分40秒]

お名前： 上原　貞治　　ＵＲＬ

園部様、
　ご意見、拝見しました。
　私は、大きな天文関係の会合や施設に出かけることはないので、
これは想像ですが、世代的なものが関係しているのかもしれません。
以下は私の感じたことです。事実かどうかは他の方々のご意見を
待ちたいと思います。

　私が天文を始めたのは小学生の時で1960年代後半でした。まあ、
「アポロ世代」とか「天文ガイド創刊」世代ということになるでしょうか。
このころに若年世代の天文同好会の新設が相次いだと思います。
ところが、この世代は学生運動が終息し、オイルショック→経済の停滞
というのがあってノンポリ世代の始めでもありましたから、社会に
向かって議論を発信をすることは以前の世代よりは減ったように思います。
 一方、「以前の世代」の方は、大勢寄り集まって天文をやるというほど
天文が一般的な趣味にはなっていなかったので、「一匹狼」的な方が
多かったのではないでしょうか。また、バブル上昇期に至る
後の世代の方々には、（悪い意味は全く含んでいないので誤解はしない
でほしいのですが）天文は「メカ」的、あるいは「オタク」的な趣味と
して受け継がれて、おそらく現在では若い人たちだけでは同好会の
新設ができないほど天文がマイナー化してしまっているのだと思います。

　というわけで、アマチュア天文の隆盛と社会への発信というのは、
世代的な食い違いが起こっているのだと思います。

　このような世代による区分けで一概に判断することが危険で
あることは承知しています。もちろん、性格や行動様式は個人に属する
ものですから、当然、やることは人によって違うものです。
しかし、結論としては、私は、この掲示板の雰囲気は、おおざっぱに言うと
天文を取り巻く時代の流れの結果であり、とくに「人間関係がつめたい」
というふうにネガティヴには受け取っていません。もちろん、若い人で
天文に関心を持つ人の絶対的な人口が減っているなら、それは決定的に
ネガティヴなことです。

[2004年5月2日 6時2分29秒]

お名前： 園部征夫　　

今から２０年前くらいでしょうか、全国規模の天文同好会の会合に知人の紹介で
参加させていただいたことがありました。その会合には彗星捜索で名を馳せた方
のお顔も見えました。
今も鮮明に会合の雰囲気を憶えています。その雰囲気とは、僕が、このサイトと
出会った直後から現在までに、この掲示板に書き込みながら感じた雰囲気と全く
同じものでした。それは、問答のやりとりの無い静かな大学授業にも似ています。
会合中、隣りの人と話す方も誰一人なく終始静かでした。会合が終わると、これ
また、静かに参加者はいなくなりました。この時、星好きな人は心は優しいけど
社交性に欠ける人が多いのかな、と思いました。
このサイトの過去スレを見ても、単発的な感想ばかりで、書き込みに対するレス
があまりにも少ないのに驚かされます。投稿に意見を述べられる方も何人かおら
れますが、少数で特定の方だけです。当て逃げ的な意見は問題外です。
もっと、若い方の意見が活発に行き交いする方策はないでしょうか。
関先生も若い方の台頭を望んでおられると思います。
スレタイとは関係ない話しになり、すみません。

[2004年5月1日 3時50分59秒]

お名前： 園部征夫　　

上原様
  僕も上原様と同感です。しかし、残念ながら、現時点においても、国立天文台
の職員が新天体を発見された場合の内規といいますか作業マニュアルはないそう
です。
  それに関連する天文台からの回答文の掲載につきましては、上原様以外からの
問合せが皆無ですので、今後、他の方からの要望があれば掲載しますが、現時点
では見送りたいと存じます。
  上原様へのメールは、仕事の関係で約束を果たしていませんが、近日中に必ず
送信させていただきます。

[2004年4月27日 19時13分50秒]

お名前： 上原　貞治　　

園部様、

　国立天文台からの回答をメールでお送り下さいますそうで、ありがとう
ございます。よろしくお願いいたします。
　ところで、私のお尋ねといいますか提案なのですが、国立天文台の方の新天体発見
の観測の確保に関する内部規則に問題を絞って、この掲示板に国立天文台の回答を
公表していただくことはできないでしょうか。　私は、回答の内容を全く知りません
ので、この提案はまったくピントはずれかもしれません。もちろん、園部様のご事情や
お考えに従って、この提案を却下していただいても全くかまいません。

　私の考えますに、このような内規は、30年前ならいざ知らず、現在ではやはり必要な
ものではないかと存じます。そのような明文化された内規が有るか無いか、もし有る
ならばその内容、無い場合にはそれに代わる天文台の対処方法等をご公表いただければ
幸いです。プロとアマチュアの信頼を確保する上で役に立つと思います。

　公的機関の内規を公表するかどうかは、その機関の判断でなされるものだと思います
が、外部から要請があった場合は特に公表を拒む理由がなければ、公表してよいものと
考えます。今回もし園部様がこれに関してすでに回答を得ていらっしゃるのでしたら、
（特定の個人に関係する部分を除き）それは公表してもかまわないものだ、というふうに
解釈いたしますがどうでしょうか。私は、法律や社会常識にうといので、責任は
ぜんぜん持てませんけど...　

　一方、個人的なことに関する内容については、関係する方々全員の許可が得られる
までは公表できないと思います。ですから、個別の事例についてはすべて削除した
かたち、というふうにできませんでしょうか。それとも、一部だけ公表するとかえって
まずい、ということもありますでしょうか。

　出しゃばった話で申しわけありませんが、よろしくご検討下さいますようお願い
いたします。

[2004年4月21日 13時13分41秒]

お名前： 園部征夫　　

国立天文台からの回答文を読んでいて、ひょっとしたら、僕を批判した
佐藤氏もお銀さんも天文台の方かも、と思ってしまいました。

[2004年4月20日 19時42分25秒]

お名前： 園部征夫　　

またまた、当て逃げのような書込みですね。お銀、などというＨＮを
使用して一方的に意見を書込んで、一回きりの限定書込みという条件
つきですか。このようなご意見の主は、僕から言わせていただくと、
卑怯者という他ありません。最近の僕の書込みに、偽者のアマチュア
天文家云々と書きましたが、それを読まれましたか。
また、新天体発見の周辺問題を最初から読まれましたか。
お読みになっていないから、お門違いのご意見になるんです。
多分、パートⅡのやり取りだけしかお読みになっていないはずです。

富田さんではなく、冨田さんですか、ご本人には失礼を致しました。
もし、この書込みを読まれておられたら、謝りたいと思います。

しかし、お銀様は、ずいぶんと詳しいのですね。早速、僕の知り合い
の彗星観測者に電話しまして、冨田さんの字を聞いたところ、５人の
中で４人が富田と思っていたそうです。あなたは、彗星会議にも参加
されて香西さんと話されたのですか、ベテランなんでしょうね。

冨田さんの彗星発見事情が掲載されている天文ガイドの別冊に、お銀
様が披露してくださった記憶（手元にないと言われる割には、非常に
明確なご記憶ですね）のとおりの記事がありますが、僕は彗星捜索者
ではなく彗星発見事情を調べることが趣味である、と書込んだはずで
すよ、あなたのご記憶の記事は、天文ガイド創刊号から今月号まで全
てと別冊全てを持っていますので既に理解しております。

実は、国立天文台との数回のやり取りで興味ある情報を得ていますが
無言の傍観的アマチュア天文家があまりにも多いために天文台からの
回答を、この掲示板に書込むことに躊躇しています。当て逃げ的な人、
佐藤さんやお銀さんのように全てを理解されないままに一方的に意見
を書込んで逃げてしまう方々の出現が今後も予想されるからです。

過去のレスで明確に回答の掲載を希望された上原様には、天文台から
の回答文をメールでお送り致します。他の方でご希望の場合は、メール
でお知らせください。ご住所・お名前・電話番号の記載をお願いします。

[2004年4月19日 19時35分58秒]

お名前： お銀　　

一度きりといいながら，修正を
書名は「彗星　その天文学と捜索者たち」だったかもしれません。
「冨田」の「冨」の字の上の「点」はこの掲示板のバックの星のせいで，きちんと
書いていてもついているように見える場合もあります。
正しくは「点」なしの「冨田」ですからご注意下さい

ちなみに香西氏も「Kosai」とローマ字表記されていますが，正しくは「Kozai」（こうざい）です
古在氏（こざい）が同じ東京天文台（当時）にいたのであえて「Kosai」と表記していると本人が
彗星会議でおっしゃっていました

[2004年4月19日 13時53分34秒]

お名前： お銀　　

半年ぶりくらいにこのＢＢＳに来るといろいろ議論になっているようですね
本名ではありませんが天文台関係でも公務員でも出版関係でもありません。
（過去にこの件でレスもしていません）

冨田・ゲルバー・本田彗星（冨田は上に点がない，上に点がある富士山と同じ富田はまちがい）
の発見事情は天文ガイド別冊「彗星－その捜索者と天文学」という１９７４年頃の本に
冨田弘一郎氏が書いています。
探すのが面倒なので手元に置いて見ているわけではありませんが，記憶の中の文章は

冨田氏は彗星捜索を勤務の合間に天文台で行っていた。
ある日○○座に既知の彗星ではない天体を見つけたのでスケッチを取った
しかし位置を特定できる時間がなく，スケッチの中の恒星の配列からはあとで
　詳しい星図と比較してもそれがどこかわからなかったので誰にも言わずに黙っていた
後日，本田実氏から彗星発見の電報が届いたと聞いたので，即座に同僚に
「それは○○座の彗星ではないか？」と聞いた
本田氏から届いたスケッチを見ると自分が発見した位置がどこなのかもすぐに特定できた
そこでＩＡＵには「本田氏発見の彗星の冨田の観測」として冨田氏の観測位置も
送った。
するとＩＡＵのつけた天体名は「冨田・ゲルバー・本田」となったが，発見の
栄誉は本田さんが受けるべきと思っている
おそらくゲルバー氏の発見が同一天体かどうかの判定に時間がかかったことも
影響しているのではないか？
というような内容です

ここから読みとれるのは
冨田氏は彗星捜索中に新彗星を発見したが，位置の特定が出来なかったので報告は
しなかった。これはアマチュアならいいかげんな位置で報告することもあるでしょうが
プロとしては報告までは出来なかったと思います。
また，おそらく移動を確認できていないので（出来るくらいなら位置を特定する時間も
十分にあったはずなので），コメットハンターなら報告しなかったとしても不思議では
ない行動です。
冨田氏自身ももう一度その天体を捕捉できれば自身の発見として報告したでしょうが
その前に本田さんの発見の一報を聞いたので，「発見」ではなく新星や超新星でよくある
発見前の観測データのつもりでＩＡＵに報告したものと思います

ここで大切なのは，この内容からは天文台の人が新天体を発見した場合にどのようにする
のかというルールは表面的には見えていないことと
彗星の名前については厳密なルールはおそらくなくて，ほぼこうするというルールはあっても
発見時の事情や報告順，内容によってどうなるか不確定な部分が含まれているということでは
ないでしょうか？
もしかすると「本田彗星」あるいは「ゲルバー・本田彗星」もしかして「本田・ゲルバー彗星」
になっていたかもしれません。
ゲルバー氏の報告がアバウトなものであれば，本田氏の発見を名前としては優先していたかも
しれないからです。

以上，参考までに・・・
記憶を頼りの書き込みなのでできれば直接この本をご覧下さい。もちろん古書です

私は天文台の人もコメットハンターも他人の発見した栄誉を横取りするような人は
いないと思っています。
仮に私が誰かから聞いた話で新天体発見者として扱われてもうれしくも何ともない
ですから。
そういう低俗なことをする可能性があるのは，実は天体捜索なんかしていないレベルの
人だけでしょう。

このスレの目的が良くわかっていないのですが，天文台の人が新天体を発見した場合に
どのように扱うのかを知りたいのならば，ここでいくら問いかけても正式な回答がここで
得られるはずはありません。
ここはアマチュアの団体の掲示板だからです。仮に冨田氏が見ていて回答を書いたとしても
それが当の冨田氏だという保障はどこにもないからです。
あくまでも各天文台に（国立も京都もその他地方の公立天文台や大学施設など）個別に
問い合わせて回答をもらうしかないでしょう。

もし，自分が発見した天体を誰かに横取りされるのではないか，あるいは過去に天文台の
人が発見した新天体（彗星，新星，超新星，小惑星など）は他人の発見を横取りした結果
でないかというご心配でしたら，そんな心配はせずに捜索するのが良いかと思います
心配に使うエネルギーと時間の無駄です

いずれにしてもこの掲示板でこれ以上問いかけをするのは無駄だと思います
（私は１回きりの投稿です。あしからず）

[2004年4月19日 13時45分10秒]

お名前： 園部征夫　　

どうやら佐藤さんからの返球は期待できない様子です。佐藤姓ですら
偽名かも知れません。インターネットの掲示板は名無しや偽名が実に
多く、人の気持ちを害すことを書いても、いわば、当て逃げ的なこと
が平気でできるので卑怯者には堪らない遊び場なんでしょうね。
星が好きな人は心の優しい人が多いですが、最近は、偽者のアマチュ
ア天文家が増えてしまい、裏切られ腹立つことも多くなりました。
全国のいろいろな星祭りに参加していますが、翌日に来る友人のため
に駐車スペースを何台分も確保しておく者・オークションで背後の人
達の迷惑も考えずに椅子に座る家族連れ・後から来たのに就寝中の隣
りのキャンパーの迷惑を考えずに朝まで酒宴をやる学生達・有名な彗
星捜索者にサインをもらおうとした小学生を押しのけてサインを横取
りした老夫婦・大型望遠鏡の前にできた列の中で大声で天文知識をひ
けらかすアマ天・数百万円の機材と星座を知らない機材所有者、etc。
我が家の星まつり参加状況は、最近は、見たいものだけを見て、さっ
さと近くの温泉に行くのを常としています。マナーの悪い似非アマ天
の醜態を見たくないからです。

[2004年4月12日 17時24分26秒]

お名前： 園部征夫　　

佐藤様に投げたボールの返球を待っているのですが・・・・・・・・？
僕の心情は、スーパーの駐車場に停めておいた愛車に当て逃げをされた
時の状態と同じです。
国立天文台からの回答は、富田－ゲルバー－本田彗星の第一発見者であ
られる旧・東京天文台天体捜索部の富田弘一郎氏の発見事情の修正や諸
々の過去の状況確認が必要とのことで書込みをさせていただく状況では
ありません。回答の公表には若干の時間を要します。
このサイトの過去のスレッドを全て読ませていただき、彗星捜索者ある
いは彗星に興味をお持ちの方々が大勢おられることを確認いたしました。
しかし、当スレッドに書込まれた方は少数ですし、殆ど、僕と上原様の
対話とも言えるほどの内容です。以前の書込みに、都会のアパート暮し
に似た冷たい雰囲気を感じると記しましたが、どうしても僕と上原様の
会話に帰結してしまいますね（笑）。彗星を捜索するだけ、観測するだ
け、写真撮影するだけ、物理計算するだけ、で趣味的には満足されてい
るのかも知れません。しかし、僕は、アマが関係する天文台部署には変
革が必要であると思っています。しかし、アマが要求しなければ永遠に
変革は行われませんしプロも変革の必要性に気付くはずがありません。
佐藤様のように、天文台職員を彗星捜索者の側から権威化してしまうこ
とは避けなければなりません。マラソンの高橋尚子選手の代表外しでは
多くのマラソンファンや関係者やスポーツ評論家から陸連に対して厳し
い批判がありました。その結果、沢木理事によれば、次回の選考の前に
選考基準の大改革を行うとの声明がありました。天文台とアマチュアの
関係も同じことが言えるのです。アマチュアが改革事項を要求しなけれ
ば天文台は旧態依然たるままの姿勢が永遠に続きます。

[2004年4月2日 19時0分47秒]

お名前： 上原　貞治　　

　私は、プロの天文学者とアマチュアの観測者の「良い関係」というのは天文の分野に
おいては特別に大切なものだと思いますので、佐藤様、園部様のご論点から多少はず
れるかもしれませんが、この点にしぼって意見を書かせていただきます。今まで何度も
書き込みをさせていただいたので、ここで少し自己紹介をします。私は天体観測は
アマチュアです。彗星の眼視観測はたまにしていますが捜索はしていません。他の
自然科学分野の研究を本職にしています。

　佐藤様のおっしゃるのは「人事を尽くして『裁定』を待つ」ということだと思います。
それは捜索者としての立派な考え方であると存じます。しかし、私は、このスレッドで
論じられた種々の問題について、プロにすべてを任せてしまうのがよいとは思いません。
理由は二つあります。

　一つは、これはなにもＩＡＵや天文台が不公正だと疑っているのではなく、一般的に
公正な規則はいろいろな立場にある人たちの意見を集めなければ、整備できないものだ
からです。彗星の発見認定や命名の問題はハレーやエンケの時代以来200年を経て未だ
解決したとは言い難いむずかしい問題なのでなおさらです。

　天文学はアマチュアの意見や権限が公共天文台や天文学会などを通じて、ある程度
プロの世界にも反映しているすばらしい分野です。プロの天文学者にもアマチュアの
ボランティアの方々にも、プロとアマの活動を繋ぐためにたいへんな努力をしている人が
大勢います。これは、もちろんアマチュアが天文学の発展と普及に大いに貢献して来
たからです。アマチュアが必要な意見を言いながらもプロとの間で信頼関係を維持する
ことが、この「良き伝統」を発展させることにつながると思います。これがもう一つの
理由です。

　私は、これはマラソンの選考についても似たようなことだと思います。今回は選考
委員会も「世間の目」というものを最大限に気にしたようですし、マラソンの専門家と
しての小出監督の顔が、選考中に何度も委員の方々の脳裏をよぎったことでしょう。
結局は、様々な考え方を総合的に考慮して裁定が下されたのではないでしょうか。
また、こういうことを通じて選考基準が改善されていくと期待します。でも、やはり
高橋選手の記者会見での晴れやかな態度はアスリートとして立派だったと思います。
　オリンピックや陸上を見るのが好きなので、よけいなことを書いてしまったかもしれ
ませんがお許し下さい。

[2004年3月26日 20時43分9秒]

お名前： 園部征夫　　

関先生のホームページの掲示板で騒々しい議論はしたくありません。
佐藤様、僕に対するご批判と受け取っていいのでしょうか。
僕のスレッドの全ての書込みを読まれましたか？  僕は彗星捜索者
と言えるほどの観測者ではありません。会社の夏休みと冬休みに数
日、年間では１０時間くらいしか望遠鏡を覗きません。過去に天文
台に通報したことは一度もありませんし、天文同好会や学会の会員
になったことも一度もありません。
佐藤様が、お気持ちはよくわかりますが、と書かれましたが、僕の気持
ちを想像されるのは佐藤様のご自由です。しかし、関先生のホームペー
ジは多数の方々が読まれるのですよ、佐藤様の間違った推測で僕を批判
されることは止めてください。以前のレスで松本様も誤解されていまし
たが、僕は過去の彗星の発見事情を調査することが趣味なのです。

マラソンの高橋選手は直子ではなく、尚子ですよ。誤字は失礼ですし、
あなたこそ笑われますよ。

それに、相手を批判されるなら、自己紹介をして批判するのが常識では
ないでしょうか。

佐藤様は、国立天文台の関係者ですか、僕に回答を下さった職員ですか、
天文台のＯＢですか、以前に当スレッドに書込まれた佐藤様ですか、
５個の彗星を発見されている佐藤様ですか、見当がつきません。

最後に、僕が書込む予定の内容は、天文台職員が新彗星らしき天体を発見
された場合の作業規定の有無や証拠になる記録の保全あるいは関連内容、
であることを重ねて申し上げます。アマチュアの捜索による新彗星発見後
の確認や命名をプロに任せる云々の話しではありません。
もう一つ、佐藤様が誤解されていることは、新彗星発見の通報が天文台に
届くと一人の専任者が全てを取り仕切るのでマラソン代表選手の選考委員
会のように十数人で議論して決めるのではないということです。ですから
僕の疑問は、その専任者が新彗星らしき天体を発見した場合、未確認の状
況下で国の内外から同一天体らしい新彗星発見の通報が続々と入電した時、
その専任者は自分の発見事実の証拠を誰に伝えるのか、という一点です。
天文台外部に証拠を提示せず、発見したことを伝えるだけでは、おかしい、
という事です。プロを信用してほしい、と言われても、僕は特許関係の仕事
をしていて信望の厚い専門家が部下や弟子の考案を平気で盗むのを幾度と
なく見ていますので、やはり、きちんとした取決めが天文台にも存在して
しかるべきと思っています。長くなりました、以上です。

[2004年3月26日 18時43分57秒]

お名前： 佐藤　　

　園部さま、お気持ちはよくわかりますが、先日話題になった女子マラソンにも同じ
ことが言えると思います。
　もし、高橋直子が、異議申し立てをたてたとしたら世間から何と言われましょう。
　ただの笑い者になりませんか。
　選考会の様子を世間に画像で放送するというのもおかしなものです。
　我々、アマチュアにとって一生懸命走って（捜索して）結果は、任せるというもの
ではないでしょうか。

[2004年3月25日 22時30分37秒]

お名前： 園部征夫　　

新天体発見の周辺問題のレスが５０になりましたので、新しい
スレッドを立てました。
天文台職員による彗星発見時の証拠確保についてのご回答は頂いて
いますが、その公表の許可が得られていません。
現在、許可回答を待っている次第です。

[2004年3月25日 14時50分23秒]

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