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芸西天文台通信<2009年10月18日号>


217P/LINEAR

 芸西の70cm反射による写真観測と眼視観測です。
 217P/LINEARは、急増光のあと非重力効果が現れ始めたようですが、下の精密観測はその判定に役立つでしょう。
 一方眼視観測の方は全光度で表示しています。先の増光のあった10月14日より、明らかに暗く貧弱になりました。
 この日は徹夜での観測の後、15cmコメットシーカーで夜明け前の東天の捜索を行う予定でしたが、夜半過ぎから突然曇り始め、かつ黄砂のようなものも飛来してきて、午前3時には諦めて帰りました。こんなとき帰っていたら晴れてくることがあるものですね。小一時間かかって自宅の庭に着いて空を見上げ、また出発したこともありました。そう、観測とは情熱で支えられているものです。(関 勉)

217P/LINEAR
2009.10.19 3h14m-3h31m(J.S.T)
70cm L TMY-400


眼視観測:                                                           
2009UT        m1     dia.  DC    Trans  Seeing      Inst.      Obs. 
Oct.18.75    10.7    1.5′  8    3/5      4/5     70cm 144×  T.Seki

精密位置観測:                                                                   
0217P          2009 10 18.63264 06 14 58.34 -04 41 16.2          13.5 N      372
0217P          2009 10 18.73177 06 15 04.66 -04 41 13.1                      372
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