22P/Kopff, C/2006 W3 (Christensen), C/2009 P2 (Boattini)
芸西最近の観測です。22P/Kopffは依然眼視的な明るさで、短い淡い尾があります。
C/2006 W3 (Christensen)はやや暗くなったものの、夕方の天頂に近い良い位置で見えています。
C/2009 P2 (Boattini)はかなり暗く、低感度の2415テクニカルパンで41分間の露出を行いました。ISO400のフィルムでは相反不軌の関係で写りません。本来はもう1枚撮影するところですが、月の関係で時間が少なく諦めました。
長時間露出も宇宙を眺め、想いを巡らしながらの撮影で楽しいですね。1984年のハレー彗星の撮影も、同じ9月でした。あの頃は天文用の103a-oの乾板を使い、37分間の長時間露出でした。
ドームの外では、秋の虫たちが、盛んに合唱していましたが、今は草むらが少なくなったのか、虫の音は聞かれません。
天文台に来ていた高松の婦人がこのような句を詠んで色紙を贈ってくれました。
会い得たる愛(いと)しき星よ虫すだく
♪ リーンリーンリーン、チンチロリン、ズイーチョン、ガチャガチャガチャ。
0022P 2009 08 30.67257 22 47 37.91 -14 23 48.4 14.2 N 372
CK06W030 2009 08 29.52326 19 53 24.18 +15 09 00.3 10.1 T 372
CK06W030 2009 08 30.65938 19 51 25.15 +14 34 24.6 10.0 T 372
CK09P020 2009 08 30.69215 23 42 12.28 +16 36 39.4 19.0 N 372