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芸西天文台通信<2008年6月13日号>


芸西の70cm反射望遠鏡, C/2008 J1 (Boattini)の写真

 芸西の新しい70cmは目下講師の下元さんによってCCD撮像のテストが行われています。また従来の銀塩による写真も、関によってテスト撮影が行われています。
 写真は最近発見されたC/2008 J1 (Boattini)ですが、恒星時ガイドと同時に彗星のモーションに合わせたメトカーフガイドも行ってくれるので楽です。10分間の長時撮影ですが、全自動で撮りました。
 問題の70cmのF値ですが、レデューサとカメラの位置の調整によって、従来のF7からF5.8を実現しました。しかしまだ彗星には暗いですね。
 C/2008 J1は核が確りしていて、明るい光学系ではコマがもっと大きく写るでしょう。もうそろそろ眼視でも見え始める頃で、いま11等位と思われます。最近の芸西は核の光度で表示しています。
   
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