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芸西天文台通信<2006年6月15日号>


73P/Schwassmann-Wachmann 3, C/2006 L2 (McNaught)

 雨が多くなりましたが、最近の芸西の観測です。
 最近南天の捜索でよく彗星を発見するマクノートさんは15年ほど前に芸西天文台の川添 晃講師がパースに行った時に会いました。その頃キャンディさんも御元気だったそうです。キャンディさんは私(関)のことを良く知っている、と驚いていました。
 C/2006 L2 (McNaught)はそれほど明るくはないようですね。この夜、天文台は霧がかかって苦労しました。遠くの手結山(ていやま)の空が蜃気楼の如く煙っていて甚だ奇観でした。
0073P      b   2006 05 31.77222 00 52 47.61 -05 21 32.4           9.7 T      372
0073P      c   2006 05 31.76840 00 45 43.10 -06 17 01.3           8.9 T      372
0073P      c   2006 06 06.77743 01 08 19.07 -08 51 46.9          11.4 T      372
0073P      c   2006 06 06.77986 01 08 19.48 -08 51 49.7                      372
    CK06L020   2006 06 15.55347 14 39 39.74 -37 35 35.6          14.5 T      372
 いま暁天を南下しつつあるシュワスマン・ワハマン3は今どのようになっているだろうと気がかりです。月が出て山を降りる時、一頭の狸が道から谷に逃げ込みました。深い谷ではいつもけだものの鳴き声で賑やかです。頭上では木星がやけに明るく輝いていました。
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