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芸西天文台通信<2005年11月29日号>


C/2005 W2 (Christensen), C/2005 W3 (Kowalski)

 最近暗い彗星ばかり発見されます。
 11月28日の朝久し振りにしし座付近を捜索しました。普段見る銀河はよく見えましたが25倍の視野2.5度ですと、上下捜索で二分の一重複さして掃天すると確実だと思いました。もっとも10等以上の明るいもののみを狙えば視野は三分の一程度の重複でも良いようです。晩年の本田さんは8等以上の明るい彗星を狙って、かなり早く視野を地平線に対して水平に移行さしていました。私の1961年10月の発見も9cm17倍で相当早く薄明の中を飛ばしました。7〜8等の明るい発見でした。
 さて次はは60cmによる最近の暗い彗星の観測です。
C/2005 W2
2005UT        RA (2000.0)   Decl.          m1
Nov.25.54583  03 44 17.19  +35 47 19.8    18.0   372
    25.64861  03 44 13.50  +35 47 11.6           372
    27.56597  03 43 07.16  +35 44 22.9    17.9   372
    27.64896  03 43 04.13  +35 44 13.6    17.8   372

C/2005 W3
2005UT        RA (2000.0)   Decl.          m1
Nov.27.61215  05 01 10.79  +06 38 47.7    18.1   372

Seki
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