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芸西天文台通信<2004年9月16日号>


● C/2004 Q2(Machholz)
 9月15日朝の20cmR 60xによる観測では、全光度10.2等、コマ3'で、60cmによる写真(写真1)では西に幽かな尾を見せています。
 これから来年1月の近日点に向かって双眼鏡的な明るさになって、北上して来るものと期待されます。

● C/2004 R2(ASAS)
 同じく9月15日に21cmのイプシロンで撮りました(写真2)。彗星は60cmのドームからは東南に低すぎて見えなかったのです(森にかくれて)。
 10月上旬に近日点を通り0.12天文単位まで太陽中心に迫りますので、もしかすると消滅するかもしれません。イメージは大変拡散して中心核が見えません。位置測定の精度が上がらないと思います。芸西最後のこの星の写真です。



(写真1) C/2004 Q2(Machholz)
2004年9月15日 3時29分 J.S.Tから3分30秒露出
60cm F3.5反射鏡 TM400フィルム



(写真2) C/2004 R2(ASAS)
2004年9月15日 4時40分 J.S.Tから3分露出
ε210 (21cm F3.0反射)
TM400フィルム




Copyright (C) 2004 Tsutomu Seki. (関勉)