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芸西天文台通信<2004年6月12日号>


● C/2002 T7(LINEAR)、C/2001 Q4(NEAT)
 昨日天文台の60cm反射鏡で写した写真を現像しました。

 まずC/2002 T7(LINEAR)ですが、20cm R60X でよく見えました。m1で9.5等で3〜4'のコマが見えました。写真では尾がPA 130°に30'ほど流れています(写真1)。南半球ではもっと素晴らしかったことでしょう。

 続いてC/2001 Q4(NEAT)ですが、6.4等で尾はほぼ真東(PA 95°)に1°余り流れ(Type I)、これとは別にPA 140°に幅の広いType IIと思われるダストの短かい尾が確認されました(写真2)。空の良い日にカラーで撮ってみましょうか。北に進んで空が暗く、観測しやすくなりました。
C/2002 T7(LINEAR)
2004UT         RA (2000.0)  Decl.         m1
June 11.46979  09 45 38.72  -09 16 54.2   9.5      372
June 11.47292  09 45 39.23  -09 16 51.7   9.5      372

C/2001 Q4(NEAT)
June 11.48774  09 59 40.98  +50 02 07.3   6.4      372
June 11.54486  09 59 46.93  +50 03 24.0   6.5      372
                                                T.Seki



(写真1)  C/2002 T7(LINEAR)
2004年6月11日 20時30分 J.S.T から1分露出
60cm反射鏡 TM400フィルム


(写真2)  C/2001 Q4(NEAT)
2004年6月11日 20時34分 J.S.T から5分露出
60cm反射鏡 TM400フィルム


Copyright (C) 2004 Tsutomu Seki. (関勉)