● C/2002 T7(LINEAR)、C/2001 Q4(NEAT) 昨日天文台の60cm反射鏡で写した写真を現像しました。 まずC/2002 T7(LINEAR)ですが、20cm R60X でよく見えました。m1で9.5等で3〜4'のコマが見えました。写真では尾がPA 130°に30'ほど流れています(写真1)。南半球ではもっと素晴らしかったことでしょう。 続いてC/2001 Q4(NEAT)ですが、6.4等で尾はほぼ真東(PA 95°)に1°余り流れ(Type I)、これとは別にPA 140°に幅の広いType IIと思われるダストの短かい尾が確認されました(写真2)。空の良い日にカラーで撮ってみましょうか。北に進んで空が暗く、観測しやすくなりました。 C/2002 T7(LINEAR) 2004UT RA (2000.0) Decl. m1 June 11.46979 09 45 38.72 -09 16 54.2 9.5 372 June 11.47292 09 45 39.23 -09 16 51.7 9.5 372 C/2001 Q4(NEAT) June 11.48774 09 59 40.98 +50 02 07.3 6.4 372 June 11.54486 09 59 46.93 +50 03 24.0 6.5 372 T.Seki |
(写真1) C/2002 T7(LINEAR)
2004年6月11日 20時30分 J.S.T から1分露出
60cm反射鏡 TM400フィルム
(写真2) C/2001 Q4(NEAT)
2004年6月11日 20時34分 J.S.T から5分露出
60cm反射鏡 TM400フィルム
Copyright (C) 2004 Tsutomu Seki. (関勉)