ホームページへジャンプ


芸西天文台通信<2003年1月10日号>


● C/2002 V1増光中
 2月に増光して肉眼的となるか、或いは太陽熱で蒸発して消えてしまうのか?C/2002 V1は日毎に明るくなりながら近日点に急いでいる。現在7等星である。光害の多い土地ではもっと暗く見えるが芸西のようなところでは手持ちの双眼鏡でも良く見えている。

C/2002 V1(NEAT)
2003年1月6日 18時21分から12分間露出
60cm F3.5反射鏡
芸西天文台 関勉 撮影
● C/2002 X5(Kudo-Fujikawa)のカラー写真
 C/2002 X5を夕空でキャッチしました。ただし地平高度が3°以下の薄明の中で、測定精度はどんなものでしょうか。1月13日には、わし座のアルタイルの北8°に3等星で輝きます。
 2003 UT      R.A(2000)     Decl.       m1
Jan. 6.37873  18 44 21.26  +21 01 44.7  6.0  20cmR 60X
     6.38312  18 44 22.99  +21 01 22.2       20cmR 60X

C/2002 X5(Kudo-Fujikawa)
2002年12月31日 6時00分から5分間露出
ε160 F3.3反射 ISO400フィルム
(幽かな尾が見える)






Copyright (C) 2003 Tsutomu Seki. (関勉)