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芸西天文台通信<2002年12月16日号>


● C/2001 RX14(LINEAR)の写真
 C/2001 RX14が明るくなって眼視で11等星として見えています。位置予報はOAA彗星課の「彗星年表」に出ており、今、夜明け前の天頂やや北よりに見えています。60cm反射鏡の写真では10'くらいの尾を引いており見事です。

C/2001 RX14(LINEAR)
2002年12月16日 3時32分から5分間露出
60cm反射鏡

● C/2002 X5の写真
 12月14日に九州の工藤哲生氏によって発見されたばかりの新彗星ですが、12月16日午前4時の20cmR 60Xでは7'くらいの大きいコマとかすかな短い尾があります。この頃須賀川市の佐藤裕久さんは70mm双眼鏡で8.2等と目測されました。毎日急速に明るくなって、1月には太陽から0.1天文単位まで突っ込みます。
 下は芸西の60cmによる観測です。
C/2002 X5
2002UT         R.A. (2000)    Decl.       m1
Dec. 15.78306  16 00 48.33   +44 20 51.0    7.9   372

C/2002 X5
2002年12月16日 3時47分から1分間露出
60cm反射鏡






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