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芸西天文台通信<2000年2月10日号>


 ギターのレッスンが終了してから天文台へ走りました。途中南国市のガソリンスタンドへ寄ったら「天文台のセキツトムさんですか?寒いのにご苦労さんです。」と言われました。気温は夜に入って5℃くらい。恐らく夜半には氷点前後になるでしょう。

 最近明るくなっているはずのリニア彗星C/1999 L3を20cmR 66×で覗いてみました。かすかに見えています。全光度は11.8〜12.0くらいで2.5'のコマが見えました(写真では15m)。

 60cm鏡での7時間の作業を終え氷を割ったようなドームの中から外に出て12cm双眼で東北天を捜索しました。いくつかの球状星団や惑星状星雲が視界に入り、大気が透明なだけによく見えました。星(星団、星雲)の位置は高知市時代の記憶が甦ります!

 2月10日午前5時10分、東南から昇る金星の青さが印象的でした。突然闇を照らし出した光明の如く空全体が明るくなりました。
[黎明の空に浮かぶ金星] 撮影データ:
 2000年2月10日
 午前5時10分
 105mm F5.6
 フジNカラー400
黎明の空に浮かぶ金星







Copyright (C) 2000 Tsutomu Seki. (関勉)