1846年に1回出現したデビコ彗星は大物で周期が70年程と思われ、位置の予報は出されていませんでした。『1846年にデビコが見た大彗星はいつ現れるのだろう。』と思いながらも我々の脳裏からつい忘れ去られようとしていました。 それが74年ぶりにドカーンとやって来たのです。1995年9月18日の朝、クロイツ群(イケヤ・セキ彗星と同じグループ)の彗星を捜索していた私は、東南のうみへび座の近くに6等級に輝く彗星を突然発見しました。 しかしこれは決して世界最初の発見ではありません。三重県の中村祐二氏を始め、中国なんかに数人の発見者が名乗り出ました。 イオンの筋のある美しい彗星像をご覧ください。 |
![]() デビコ彗星 1995年9月20日 午前4時 芸西天文台 60cm反射 フジカラーリバーサル400 露出10分 関 勉 |
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