1968年5月1日早暁4時、アンドロメダ大星雲の少し西に突然7等級の彗星が出現し多くの人が同時に発見しました。コマは5'以上あり、尾は見えませんでしたが、小口径のコメットシーカーでよく輝いて見えました。4月25日に山形市の板垣公一氏が日本で1番早く発見していましたが報告が遅れました。他に八戸市の伊藤勝司氏の独立発見もあり結構にぎやかでした。私はこの日の朝M31から東を捜索して失敗しました。 写真は5月2日15cm反射鏡による10分の露出です。 もうそろそろ東天に明るい彗星の出る頃ではないでしょうか? |
![]() 多胡・本田・山本彗星 1968年5月2日 15cm反射鏡 10分露出 |
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